小さな小さな生物バクテリア
食中毒を引き起こす菌として知られるボツリヌス菌、ブドウ球菌などの細菌。これらは、実は私たちの身の回りにどこにでもいるような菌なのです。
それらが人体内に入り猛威をふるうと、産生する非常に強い毒により食中毒、果ては死に至る事故を引き起こします。
また薬剤に対して抵抗性を持つMRSAやVRSAなどによる院内感染は、医療シーンで深刻な問題となっています。
見えない敵と戦う茶カテキン
茶カテキンは細菌の細胞膜(脂質二重層)を破壊、じわりじわりと細菌の体を壊していきます。また、細菌自体のみならずそれが産生するタンパク質系毒素をも無毒化するという働きをします。
院内感染菌についても同様、効果がなくなった抗生物質を茶カテキンが手助けして効くようにするほか、茶カテキンだけでも感染菌をアタックします。
茶カテキンの抗菌作用を細菌の培養で実験
この写真は、菌を生育させる培地に茶カテキンを混ぜて、植え付けた食中毒菌の動向をみたものです。写真(A)は茶カテキン無、(B)は茶カテキン有(濃色変化は茶カテキンによるもの)。これに文字を書くように菌を植え付けたところ、(A)茶カテキン無では文字が浮き出る、即ち菌が生育したのですが、(B)茶カテキン有では菌が生えないため、文字は出てきませんでした。つまり茶カテキンは食中毒菌の繁殖をおさえるため、食中毒を抑制します。
資料提供:三井農林株式会社